退職の意志表示
会社を辞めるまでには、いくつか乗り越えなきゃいけないハードルがあります。
配偶者への相談
まず、配偶者への相談です。
社会的な情勢とか、経済的な面でも納得してもらえる材料が必要だと思います。
漠然と「会社辞めるよ」では、お家騒動になっちゃいます。
私の場合、納得してもらえる材料となったのは、妻との共通項です。
両親の高齢化、いつまで続けられるか不明確な仕事、そして興味ある仕事の共有などです。
しかしそれでも、「本当に、いいのか?」という気持ちもあり、
結局、言い出すまで1年を要しました。
会社への退職意志表示
もう1つのハードルは、会社への退職意志表示です。
仕事の引き継ぎが気になってなかなか話を切り出せなかったのです。
私が辞める→所属部門が無くなる→パートさんの解雇
これが、もっとも悩んだ部分です。
また、会社側へ話を切り出すタイミング…
これが難しかったですね。
期末に話すのか、年初に話すのか、あるいは大きな会議の後か…
引き継ぎに必要なマニュアルを作ったり、先回りしてできる作業をしつつ、
会社に話を持っていくまでに要した時間が、ほぼ1年だったわけです。
意志が固まったら切り口を考える
いずれもタイミングと、話の切り口が必要ですね。
私の場合は、やりたいことがあるので話の切り口には困りませんでしたが、
今の会社に馴染めない、面白くないなどの漠然とした気持ちの方には
退職の理由を考えるだけでも難しいでしょう。
極力、正直に話すのが一番良いとは思いますが、
それができないから悩むわけですよね?
であれば、「違う分野に目を向けてみたい」が良いのかな?
通勤距離に問題があるならそれを理由にしても良いですし、
両親がご高齢であれば、それを理由に条件を変えたいという切り口でも良いと思います。
一方、タイミングはこの時が良いとはいえません。
朝礼後が良いかもしれませんし、退社前の人が少ない時が良いかもしれません。
ただ、一つ言えるのは、今だと思ったら切り出せる覚悟を持っておくことです。
飛ぶ鳥後を濁さず…退職前の引継ぎ
過去、何かで読んだ記憶がありますが、
会社側に辞めないで欲しいと思わせるくらい綺麗に辞めないといけないと書かれていました。
辞めることさえ告げずに辞めてしまう人もいるようですが、
そういう辞め方をした人は、必ず繰り返すでしょう。
引継ぎを口頭でやるのは当然として、
徹底的にマニュアルを作成しておくことです。
細かくマニュアルを考えたつもりでも、予想外の事が起こります。
マニュアルは、考えられる事は限界まで考えるに越したことはありません。
私は、石橋を叩いても渡らぬ性格ですが、それでも考えすぎは無かったと思います。
私は、退社決定後16時に退社することにさせてもらいましたが、
マニュアル作りのため、定時まで居ることの方が多かったため、
退社後、正規の賃金を頂けました。
退職を口にすると
体色は、考えている段階でも半分以上の知人友人には反対されるくらいです。
いろいろな事を調べて、不測の事態にも慌てず対処できるくらい、
シミュレートしてみることをお薦めします。
よく言われることですが、
いずれ言わなければならないことならば、
先延ばししないことです。
私みたいに、丸1年先延ばしになってしまいますよ?