退職の前に

2016年7月21日

会社を辞める決意をした後、
考えておかなければならない事が案外あります。

継続して出ていくお金

退職金がいっぱいもらえる方は、ここは読み飛ばしてください。

 
仕事から離れた後は、お金の出入りに対する心配事が増えます。
在職中は、公金は天引きされていますが、
「そうだった…」というようなお金が出ていきます。
所得が無くなっても、出ていくお金はあります。

 
確実に継続するのは、市県民税・年金・健康保険の3つです。

市県民税

まず市県民税は、退社する月にもよりますが、
一般的に、最後の給与からまとめて引き落としてもらう方法があり、会社側から提案があると思います。

退社後は何かと忙しいので、こういった手続きを減らす意味でも引き落としを選択した方が、気楽です。
(一気に手取りが減るので、ガッカリしますが…)

年金

年金はあわてて支払いしなくても追いかけて支払いできる期間がありますから、私はしばし放置していました。

なかなか次の収入に移行できないので、雇用保険の満期直後に減額の申請に行きました。
老後に貰える額は減りますが、支払う余裕ができた時に埋め戻しができますので、
支払いが苦しい時には、選択すると良いと思います。

健康保険

健康保険は、いざという時に無いと不安ですので、
国民健康保険に移行するか、任意継続するかの選択をして
保険証を継続して持っていた方が安心です。

全国健康保険協会
私は、支払い額を試算した結果、
あまり金額が違わなかったので、任意継続をしました。

 
公的に出ていくお金は、この3つだと思います。
この3つだけは、真っ先に手続きを済ませておくべきだと思います。

年末調整も

もうひとつ、年末に至る前に退職する場合、年末調整を受けられませんね。
年明けすぐに、確定申告しなければならないのかと焦りましたが、
確定申告ではなく、還付申告といって申告の内容や、期限が違います。
ちょっと安心しました。

役所が苦手なのと、役所が変な所にあるので
私は放置していますが、お金は必要なのでそろそろ行かないといけません。

還付申告
中途退職で年末調整を受けていないとき
 
この辺りが、転職・脱サラ時に必要な手続きだと思います。
次が決まっている方には、無関係な話ですが、
まず退職した方や自営業・フリーランスを目指している方は、
入出金に神経を使わなければならなくなります。
特に、出る分は自分で払わなければならないので、
サラリーマン感覚だと、督促状が来てから慌てることになります。
気になる事はたくさんあると思いますが、
できることは早めに手続きしておくことを、重ねてお薦めします。