個人店開店のために

2016年7月25日

諸手続きが終わったので、
開店の事を落ち着いて計画し始めました。
 
前に話したとおり資金が不足していますから、
日本政策金融へ融資の申し込みをしなくてはなりません。
最も気になったのは、自己資本の比率です。
笑っちゃうほど少ない退職金では、
希望融資額の自己資本比率にならないのです。
 
どうしたものかと思いましたが、
父から、少額ながら都合できるという話をもらえて、
ほっとしたものの、
自分の債務の問題もありました。
 
こればかりは、今日明日返済できるものではなく、
自己資本を債務返済に回してしまうと、
今度は、自己資本が減ってしまうというジレンマがありました。
ネット上で色々調べてみると、
債務について、難色を示される場合とそうでない場合があるようなので、
現段階では、そこは考えないようにしました。
 
それより、融資を受けるのに必要な書類を作る事に
気持ちを集中させることにしました。
提示できる書類を作らない限り、どこにも相談できませんから…
特に、商工会議所へは是非、訪問したいと思っていたからです。
 
幸い、販売業に勤めていたこともあり、
業界の単語や、考えるべき数字も知っていましたから、
それほど、ハードルの高いものではありませんでした。
それでも、まとまった書類を作るとなると
どこから作ったものやら…
 
企画書はいいんですが、損益計算書や資金繰表は、
商品の粗利率や予想売上を考えると、
なかなか、納得できる数字になりません。
実績は無いですから、計画・予想で良いんですが、
どう考えても、未来はバラ色の数字構成になってしまうんです。
こんな数字が出せるなら、誰も苦労はしないよなぁ…
中小企業白書を参考にすると、
そうなってしまうようですね。
 
仕入れを上回る売り上げがないと、ずっと赤字ですから
そんな計画書は作れません。
でも、それを満足すると最初から超優良店になる…
 
エクセルと睨めっこの日々が続きました。
やっと、こんな感じかなと思ったところまで、
2ヶ月は費やしました。
 
次回は、「創業計画書」のお話をしましょう

資金調達

Posted by kazz