外付けHDDからのデータ救出

2016年9月1日

はい、前回に続き外付けHDDの問題です。
脱サラに直接関係する話ではありませんが、
外付けHDDを接続していらっしゃる方は多いと思いますし、
わざわざ外付けのHDDをご利用という事は、
ある程度以上、大事なデータを保管されていると思いますので、
この問題解決についてお話しておこうと思います。
 
私の場合、
1 普段、名前の出るHDDの名前が表示されず、ローカルディスク(~)になった。
(カッコ内は、HDDの接続状況によって変わります。
2 そのHDDをクリックすると、しばらくした後「巡回冗長検査CRCエラー」ダイアログが出る。
3 怖い怖い「フォーマットしますか?」ダイアログが出る。
こんな感じです。
 
さて、色々調べてみますと
1 HDDの状態を診断する。
2 データの取り出し(復旧)ができる状態か否か確認する。
3 データの取り出しができる状態であれば、
アプリによって修復~別の(新しいHDDに)コピーをする。
という手順になります。
 
また、危険度が高いと言われているのが、
「chkdskコマンド」を使うという事です。
HDDへの負担が大きい上、
エラーと認識されたデータを切り捨てる書き込みを行ってしまうからです。
救出できるデータも破壊してしまう可能性があるという事ですね。
 
まず、1.HDDの状態を
「CrystalDiskInfo」で診断します。(無料アプリです)
これが非常にすぐれたアプリのようで、検索するとかなり使われているようです。
ダウンロード→インストール→実行します。
(診断したいHDDとは別のHDDにインストールしてください)
診断リスト内のC5に代替処理済のセクタ数というのがあり、
C6に回復不可能セクタ数というのがあります。
その右側の欄に「生の値」があります。
ここが、1以上になるとよろしく無いようです。
 
次に、2.「ファイナルデータ体験版」でデータ復旧できるかどうかを確認します。
これも、ダウンロード→インストール→実行です。
ウィザードでディスクにアクセスし「ファイルの復元」を実行します。
データの名前が確認できれば、データの取り出しは可能のようです。
(私の場合、元のHDDを見ているように
ファイルのツリー構造もそのまま見る事ができました)
 
3.データの復元と救出
フリーのデータ救出アプリもありますが、
私の場合、「ファイナルデータ体験版」で表示されたデータが表示されず、
要は、認識できていないんだなと考え、
有料ですが、「ファイナルデータ」を購入しました。
(2016/9/1現在の最新バージョンは10特別復元版です)
ヤフオクでも、結構安く購入できます。
 
必ずやらなければいけないのは、「体験版のアンインストール」です。
これをやらないと、正規版のウィザードが実行できません。
 
後は、ボチボチと新しいHDDにコピーしていく作業になります。
フォルダ構造作りにちょっと悩みますが、いっぺんに実行すると
とてつもない時間がかかりますので、
なるべく、フォルダ毎にコピーした方が良いです。
 
私の場合、画像データがRAW形式の為、一年分をコピーするのに
半日以上かかりました。
まだ、動画データもありますので、
全面復旧がいつになるのか察しがつきません。
 
PC本体のHDDがクラッシュした!という話は、良く聞きますが
外付けHDDのほうがクラッシュしやすいようです。
システムが使えなくなるわけではないせいか、
外付けHDDの不具合は耳にしなかったのですが、
内蔵HDDと違ってクーリングされていないとか
振動を受けやすいとかで、寿命が短いようです。
 
中でも、連続動作での温度上昇は
先の「CrystalDiskInfo」での温度表示をみているとよくわかります。
現在、取り出しコピー中なのですが、
50度を簡単に越えてしまうので、なんとなく怖いため
とってあった冷却材で冷却しながら作業しています。
(ハンカチ等で、水滴がHDDに落ちないように!)
 
転ばぬ先の杖と言いますが、
「CrystalDiskInfo」を常駐させて
常々HDD(内蔵・外付け共)の監視をしていた方が良いと思った次第です。
 
個別の使用法より流れを重点に話しましたが、
難しいアプリではないので、
検索すれば、簡単に使い方がわかりますので、
活用してくださいね。