商工会議所って

2016年7月29日

各地に存在する商工会議所。
商工会議所という名称は、皆さんもご存じの事と思います。
 
私も、創業計画書を練っている間、何度も名称を見ました。
しかし、いざ調べてみると、具体的な事業内容がよくわかりません。
ホームページを見ても、地域のイベントの紹介等は投稿されていますが、
肝心の、日本政策金融公庫からの融資に対する相談云々の言葉は見当たりません。
でも、あちこちのサイトには直接公庫へ書類持参で出向く前に、
商工会議所で相談を受けてもらった方が良い…という記述が見受けられます。
 
元々、お役所が苦手なので相談はおろか、電話さえ躊躇していました。
しかし、ついに誰かに指導してもらわなければ
「創業計画書」の作成はできない点に至り、
勇気を絞りだして、電話してみました。
 
なんと切り出していいのかさえわからない有様でしたが、
「日本政策金融公庫からの融資を受けたいので、
「創業計画書」の内容について指導していただきたいのですが」
という内容の話をしました。
すると、あっけないお言葉が…
 
「都合のよろしい日は何日ですか?」
「○日はどうでしょうか?」
「その日は、私がおりませんので○○が対応いたします。
お時間は、何時頃に致しますか?」
という具合で、すんなりと話が進みました。
 
実は、私、商工会議所は公の組織だと思っていたのですが
国や地方自治体の組織ではないんですね。
だから、日本政策金融公庫よりずっと我々寄りなんです。
書類も、未完であることを話しますと
「粗方で構いませんよ、これから組み立てていきましょう」との事。
もっと早く電話しときゃ良かった…そう思いました。
 
知らなかったついでに、更に恥をさらしますが、
まさか、こんな相談に無料で乗ってくれるとは信じ難かったのもあって、
電話を躊躇していたのですが、
主に、事業者の方々の会費で維持されている組織なので、
こういった相談は、無料なんですね。
どこの商工会議所のホームページにも、相談料いくらという記述が無く、
確認するまで本当に疑問でした。
(相談料の事を、おずおずと切り出すと
逆に「と、言いますと?」と訊き返される始末…)
会計事務所あたりだったら、いくらかかるのか想像もつきません。
 
そんなこんなで、やっと「創業計画書」の原案を持って、商工会議所を訪れました。
先の電話での雰囲気があまりにも良かったので、
お役所と違って、全くリラックスして相談することができました。
商工会議所は、他の公的融資の窓口としての活動も行っていますから、
創業の意志のある方は、早い時期に相談される事をお薦めします。
 
先ほど、改めて商工会議所の説明を色々見てみましたが、
具体的な活動内容に関しては、はっきり書かれていませんね。
しかしながら、創業計画書の書き方は、
あちこちの商工会議所がホームページ等に記載しています…
どういうこと???
 
ちょっとまとめてみましょう(いささか乱暴なまとめ方ですが)
商工会議所とは
1 商工会議所法に基づいて設立される法人組織の非営利団体
→なので、相談料は無料
2 法人組織ではあるが、公営ではない。
→日本政策金融公庫と直結しているわけではないので、
少々訊きにくい質問も可能。
3 基本的に、地域での事業をバックアップする目的の組織という事ができる。
→たとえ素人相手でも、相談に乗ってくれる。
4 融資相談や創業計画書作成の助言もしてもらえる。
特に、1と2は、私以外にもかなり誤解しておられる方がいらっしゃるようです。
4に関しても、ホームページ上に記述を見つける事ができませんでした。
意図的に、活動内容を伏せているんでしょうか??(笑)
 
とにかく、右も左もわからない創業時には
心強い味方となってくれます。
ネット上で、新旧ごちゃ混ぜの人の話を読むより、
現場を良くご存じの方の助言を「早いうちに」仰いだ方が賢明です。
 
話が長くなりそうなので、次回お話ししましょう。

資金調達

Posted by kazz